元気学園は、「体調不良のある子どもたちを元気にしたい」というところから始まっています。設立後、30年が経ち、その間ずっと、不登校の子どもたちの教育に携わってきました。

仕事の傍ら、社会人博士課程大学院生として、学生時代の専門分野である化学と元気学園での運動療法や脳機能の研究の融合分野として、ドーパミンなどの脳の神経伝達物質の酸化ストレスについての研究をし、博士号を取得しました。これら学んだことを子どもたちへの治療教育に活かし、もっと大勢の人たちの助けになれればと考えています。

我が国の将来を考えた際、体の弱い子どもは益々増加していきます。成長を利用しながら体を整えていく元気学園の教育方針は、体調不良のある子どもたちへの適応が非常に高く、そのような子どもたちの「器」になっていければと考えております。

また、一部では不登校は怠けや自堕落の結果という論調がありますが、「それとは明らかに違う」と語れるような学園でありたいと思っております。

「体が弱いから、脳と体の機能を高めるために、元気学園に出会い、とても元気になりました」

そう胸を張って言えるような学生時代、そして学園であり続けたい、と考えております。