小学生不登校の推移をみると、2017年から激増しています。
少子化で児童数が減っているにもかかわらず、不登校は増え続けており、小学生は130,370人(前年度比24%増)、中学生は216,112人(前年度比11%増)となっています。
児童数全体に占める割合は、小学生の不登校は2.1%、中学校の不登校は6.7%です。
しかも、小学生では、これまでは5,6年生の不登校が多かったのが、小学低学年のうちから始まり、3,4年生でも増加しています。小学1年生の不登校は、昨年度の2倍となっています。
小学生の不登校の子どもたちをみてきて、脳と体の土台の部分をつくる小学生の間の不登校は、大きな問題意識をもって取り組むべきだと伝えたいです。早い年齢での適した教育との出会いによって、子どもたちは、見違えるほど変わっていきます。
中学生の不登校もここ数年大きく増えています。
小学生の不登校が、中学生になっても不登校のままである様子がうかがえます。
義務教育期の不登校は、成長のチャンスを逃すことに直結しています。
不登校の原因に向き合ってくれる教育に、はやく出会えるようしていきたいです。
合言葉は、「焦らず急げ!」です。
文部科学省 初等中等教育局児童生徒課
「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」p.70