No.33
母
中学生・男子
言及なし
素直な心は、壁を乗り越えさせる大きな力になる
卒業生・母からの手紙
学園を卒業した生徒の父母から手紙をいただきました。
内容をそのまま下に記します。家に帰って一緒に生活してみると、子どもの変貌ぶりにとても驚いたようです。
素直になった事をとても喜んでいます。
『さて、学園から戻って早三週間が経ちました。お陰様で一日も休まず、学校へ通っております。個別指導の塾にも通い始め、勉強も少しずつ頑張っています。
この三週間、子どもを見ていて、学園で過ごさせていただいた期間が、本人にとっていかに有意義で貴重な体験だったか、我々両親は思い知らされております。
親の言葉を素直に聞く耳が持てるようになっていました。
自分が悪かった事は、言い訳をせずに反省して謝ることを身につけていました。
身体だけでなく、心も強くなっていました。
そのほか年齢相応に出来ないことがたくさんあったのですが、ありがたいことにいろいろと出来るようになっていました。頼もしいとさえ思えることもあり、驚くこともしばしばです。
ひとえに学園でのご指導の賜物と存じます。本当に感謝せずにはおられません。たくさんアドバイスをくれた先生方、励ましてくれた先生方、勉強を教えてく れた先生方、一緒に楽しんだり、学んだり、生活を共にしてくれた先輩方や仲間たち、皆様のお蔭です。本当にありがとうございました。』
(学園より)
今までにあったいろんなイヤなことが原因で、人間不信に陥って、全く他人の意見を受け入れなくなってしまったり、何でも疑ってかかって、外からの情報を跳ね返してしまうような状態で、学園に入学してきます。
勉強にしても何でも、すべてを疑っていては身につきません。
本に書いてあること、教えられたことを、まずは受け入れなければ、知識を増やすことはできません。
人のアドバイスにしても同じで、受け入れられるようにならなければ、どんなに良いアドバイスをしてくれる人がいても、全く意味をなさないのです。
素直な心は、壁(自分の心が作るイヤの壁もあるし、社会の壁、テストの壁、いろいろな壁があります)を乗り越えさせる大きな力になると考え、元気学園では素直にハイと言えるようになることはとても重要だと思って教育をしています。
素直になるには、「気の持ちようを変えなさい」と言うだけでは無理なことです。
知識をつけたり、言葉だけでなく実行する力を身につけたり、自分と同じ心を相手も持っていることを理解したりと、総合力が高まった結果、素直な心が外に顔をだしてきます。
その結果、こうして、子どもが心身ともに成長して、親子が気負うことなく話ができるようになっていくのです。