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この指止まれ!
本人と父母の体験談

No.34

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中学生・女子

言及なし

学園を通じて、親子関係を再構築

在校生・父からの手紙

元気学園にくる手紙ですが、息子を持つ母からの手紙が圧倒的に多いです。
しかし、今回は、娘を持つお父さんからの手紙です。
学校でうまくいかないという悩みを抱えて、本人もイライラしている娘に対して、この手紙を書いて下さったお父さんと同じような状況・気持ちの方は多いのではないかと思います。
子どもの「困った」が解消すれば、とても穏やかに過ごせるものです。
安堵と愛しみの気持ちが伝わってきます。

『元気学園にお世話になり、1年が経ちました。思えば、1年前は、どう向き合って行けばいいか分からず時間が過ぎるばかりでした。少しでも会話が出来れば解決の糸口がつかめるのではないかと話しをしようとするのですが、うるさがられるばかりでまったく受け入れず、お互いが真剣になればなるほど感情ばかりが前に出て喧嘩で終わってしまいます。いつも神経を張り詰めて細々なことにも反応する毎日でした。
元気学園に出会いお世話になり、そして、娘に会う度ごとに変わる姿を見て、大変感謝しております。落ち着き穏やかになり、人の話が聞けるようになり本当に嬉しく思います。素直になってゆく娘を見ると本当に嬉しいです。一日でも早く帰ってきて欲しいとは家族の願いですが、どうかその日が来るまでの間、・・・宜しくお願いいたします。』

(学園より)

女の子が成長してくると、お父さんとしては、娘とどう向き合えばいいか、とまどうようです。
特に、不登校などで、家庭の外でうまくいかない場合、強く出るべきか、優しく対応すべきか?
この手紙にあるように、家庭の外でおこっていることに対して、親が的確な解決方法を提示し、かつ、本人が実行できるようなことを提案しないと、話し合いをしようとしても、ぶつかって終わってしまいます。
同時に、家族は、何につけてもピリピリとして、ちょっとのことで口げんかを始めてしまって、不協和音が家族間に鳴り響いてしまうこともあります。これは特別な例ではなく、不登校を起こしている家でのよくある話です。

それに・・・娘って、どうしてこんなにお父さんに対して強いのでしょうか?
逆に、お父さんはなぜか娘に弱いですね(^_^;)。
「お父さんはどんな感じ?」と尋ねると、「寝返りするタヌキ」なんて、娘が偉そうに答えちゃって、・・・オイオイ・・・、そのタヌキ、博士ですぞ!・・・外では立派なお父さんも、娘にかかれば、トホホホホ・・・・。

親子は、言いたいことを言い合っても、その時限りで、また、笑って話が出来るというのが理想ですね。
いつも家族の誰かがイライラして一触即発で何も言えない状態や、腫れ物に触るように子供に接するような家族関係を見直して、もう一度、お互いが素直な気持ちでお互いを慈しみあえるような親子関係を構築していってもらいたいです。

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