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中1での全寮制について、周囲は後ろ向きだったが…

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本人と父母の体験談

No.23

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起立性調節障害/朝起きられない

中1での全寮制について、周囲は後ろ向きだったが…

娘に大きな変化見られたのは、中学一年生の6月初旬からです。体のだるさと学校を早退してくることが重なるようになり、37度前後の微熱が続くようになりました。頭が痛い、お腹が痛いとトイレへ篭るようになって、学校へ定時に行けなくなりました。それでも、しばらくは、遅刻しても学校へ行っていましたが、教室で授業を受ける状態でなくなり、病院通いが始まりました。

まず、眼科視力低下の指摘を受け、次に耳鼻咽喉科自律神経系の悪化を指摘されました。その際「夜はしっかり寝て、朝は早く起きて、ご飯を食べて、元気に活動する事」と指導いただきました。そして、娘と話し合い、生活改善を目指しました。

家ではテレビやマンガを片付け、母と二人で寝起きする事になりました。
同時に、地元のフリースクールへ通えるように中学校へお願いして、日中の活動性向上を目指しました。

しかし、しばらく通えていたフリースクールへも足が遠のき、自宅で寝て過ごす日々が多くなりました。そんな生活で生気がなくなり、無表情で過ごす様子を見て、母が7月中旬から1ヶ月間の休暇とその後は1年間のフレックスタイムを利用して、生活改善を目指す事にしました。朝は散歩に出て、朝食を食べ、日中はバトミントンや卓球などで体を動かし、夜は22時前に寝るようにつとめました。

ところが、娘の状態は改善の兆しもなく、母が娘に構っていることから悪化した妹たちの苦情がストレスになるから家を出たいと言うようになりました。親族に事情を話したところ、受け入れ先が見つかり、娘をお願いしました。

初日は娘も立ち直りたい思いから起床から就寝まで理想のスタイルで過ごしたようですが、その直ぐ後には寝たきり生活となっていきました。その状態に対して娘は「治したい思いは強くあるんだけど、できない自分が嫌だ」と、メディアやネットを通じて自己分析をするようになりました。ネットの履歴からはいつも「不登校」「フリースクール」「自律神経失調症」などのワードが並んでいて、親である自分の力不足を強く感じました。

そんな中、娘が「私にぴったりの場所を見つけた」と、元気学園さんのHPを見せてくれました。
HPには確かに理想の生活が書いてありました。書籍も入手して文章を何度も読み返しました。病院の先生が言っていた「夜はしっかり寝て、朝は早く起きて、ご飯を食べて、元気に活動する事」の実践は、本人に問題があることを娘が一番よく分かっていました。

母にとって娘と離れることはつらかったのですが、娘はとても晴れやかな表情をして入寮して行きました。
まだお世話になって期間が短いのですが、年末に2ヶ月ぶりに帰宅した娘は1日の生活スタイルの大切さが学園で分かったようで、起床時間や消灯時間を自ら気にするようになり、食事においては苦手な物も完食している姿は感動でした。余暇時間は妹たちとほんわかと談笑している様子が見られて、「あぁ、理想的な家族のあり方だな」と、幸せに感じます。

もし、元気学園さんに出会わなかったら、談笑の様子はなく、修羅場続きだったんだろうと容易く想像できます。義務教育中の入寮に関して、学校も親族も後ろ向きの考えの方が多かったですが、そこにとらわれて留まってしまわずに、私たち親子は縁があって良かったと感じています。

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