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元気学園と出会い、止まっていた子どもの時間が動き出した

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No.11

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小学生・男子

起立性調節障害/朝起きられない

元気学園と出会い、止まっていた子どもの時間が動き出した

どのくらいから、「おかしいな、不登校かな」と思い始めましたか?

明らかにおかしいな?と思ったのは小学6年生後半でした。
友達と遊びに行く以外は始終不機嫌で、朝起きられず遅刻、夜はなかなか寝付けませんでした。
今から考えるとおかしかったのかな?と思うのは小学5年生の夏休みごろからです。
学校以外の塾、運動クラブに行き渋るようになっていました。

不登校になって、まずどうしましたか?

最初の頃は学校に行かせることに必死になっていました。行けない日が増えてくると、先生が声をかけにきてくれたりしていましたが、卒業間際には週3日のペースで登校していました。
中学校に入ったら頑張るし、楽しみにしているという息子の言葉を信じたいという気持ちで春休みを過ごしていたのですが、入学式の朝、起きられず欠席しました。その後、1日登校しましたが、不登校が1週間を超えるころ、学校に通うことはもう難しいかもしれないと思い、どこか元気になれる場所はないかと真剣に探し始めました。

その時、家族として、一番困ったことは何ですか?

不登校になればなるほど、スマホをいじってばかりで、家族で話すこともできなくなってしまいました。
私が仕事に出かける際に声をかけてもかろうじて返事するのみ。帰宅時にはゲームをしていて声をかけても上の空で、先に進もうにも本人と話し合える状態ではありませんでした。

子どもの不登校の原因は、何だと思っていましたか?

友達とは遊んでいたので、何が理由で行けなくなっているのかわかりませんでした。
ただ、自分自身に全く自信が無く、自分の未来に何も期待できない様子でした。

また、それは、不登校の初期と、時間が経ってからでは同じでしたか?

何もできる気がしなかったのだろうと思います。
出来ないくらいなら、初めからやらない。何もしないから何も変わらない。
変わらないから、自分が嫌になる。 終わりが見えないつらい時間でした。

どうやって、元気学園を知りましたか?

不登校に関する本やサイトを読み、小林先生の本にたどり着きました。

連れて行ってみようと決めた理由は何ですか?

そこから元気学園の存在を知り、ホームページを読めば読むほど学園の理念・活動に共感、感動していました。
つらくなる度、本を読み返すことで励まされていたので、気が付けば「元気学園なら息子を元気にしてくれるかもしれない」という希望を持つようになっていました。

どのようにして、連れてきましたか?

1度目の面談は、静岡にきっと元気になれるフリースクールがあるから、「旅行がてら行ってみない?」と誘いました。
2回目以降はなかなか大変でした。元気になりたいけれど学園に入ることが出来ませんでした。
祖母と私と息子の3人家族なので、まずは会社から徒歩5分のところで息子と2人暮らしをすることにし、2人の時間を増やすことにしました。その間に親子関係を少しでも改善し、会話の時間を増やして、静岡に行くことが息子にとって変われるチャンスだと理解してもらうことが目標でした。
その後再度面談に行くことが出来、そこで学園のお兄さん達が優しく遊んでくれたことで安心したようです。ちょうど2人暮らしを始めて1か月、学園に入学することを決心することができました。

ここに来て、親としてよかったことは?
また、子どもの言葉や態度、行動で、成長を感じたり、印象的なこと

印象的なことの1つ目は、外出する時にはマスクが必須アイテムとなっていたのですが、1度目の面談の時に先生からマスクを外しましょうと言われ、それ以降つけずに外に出られるようになったこと。

2つ目は、入寮の翌朝、あんなに朝起きられなかった息子が他の生徒と同じように初日から6時半に起き、その直後の少し微笑んでいる笑顔の写真を見せて頂いたとき。

3つ目は親の勉強会の日、親子で食事してきていいよと素敵な提案があり、駅まで送っていただきました。
バスから降りると迷うことなく背筋を伸ばし、送って頂いた先生に向かって深々とお辞儀をしている息子を見たこと。
元気学園と出会って止まっていた息子の時間が動き始めています。この短期間で、私にとっての奇跡をいくつも見せてもらいました。学園の先生方に心から感謝しております。

もし、来ていなかったら?

変わらず家の中に閉じこもり、息子はますます自信を無くし、家族は疲れ果てていたと思います。

今、不安に思っている人や悩んでいる人へのアドバイス、
連れてくるのが大変という人へのアドバイス

不登校になる状況を作ったのは親かもしれないけど、それを救えるのも親しかいないのだという校長先生の本の中の言葉に何度も励まされました。
親ができることは「良い大人」を探しその方にバトンを渡すこと。
そのことをできるのは私しかいないのだと自分を奮い立たせて毎日を送っていました。

不登校中、息子はもちろん私自身もとても孤独でした。不登校児の扱いにくさは周りには理解してもらえません。結局すべてをさらけ出して相談できる場所がなく、インターネット、本の情報が全てでした。

今度は私の経験談が今苦しんでいる方にとって少しでもお役に立てればと思います。
入学してまだ2か月ですが、学園に出会えたことで息子の未来は大きく変わると感じています。

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