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中高一貫校の不登校:成績が上がると急に元気に

元気学園では、中高一貫校に在籍している不登校の指導を得意としています。
それは、学力をつけることができ、東京大学をはじめとする国公立大学を目指している子どもたちにも対応しているので、将来希望するような進路が現実にここにあるということと、学習時間を十分とっている元気学園に、中高一貫校の子が居やすいということもあります。
本人の能力を伸ばし、学力をつけるという意味では、寮生活の長所もあり、自信を持っています(本人の能力を無視したあまりにもの高すぎる要求には応えられませんが(^_^;))。

学力重視の中高一貫校では学力はもちろんのこと、それと同時に、行動のスピードも要求されます。
行動のスピードというのは、学力と違って、評価しにくいところですが、学校は話の食い違いや誤解がないことを前提として、同級生たちと同じスピードで行動できるようにならないと、楽しくないところです。
何より、膨大な宿題の量をこなせるようにするには、学校から帰ってきて、宿題をする体力がないことには、まったくやっていけません。体調不良があり、学校を休みがちであったり、学校から帰ったら疲れて寝てしまうようでは、毎日の生活だけでぎりぎり、心も体も余裕が全くありません。

いろんな不満は、自分のことだけでなく、他人の事にも及び、授業中おしゃべりしている子を先生が注意しないのが我慢できないといった事もありますし、入学して間もない生徒たちに聞いてみると、いろんな不満がでてきます。
しかし、適した教育をして、本人に実力をつけていくと、そういった事も言わなくなってきます。

本人のプライドに応じた、○○大学に行けたら、医者になりたい、薬剤師になりたいなどの夢が「叶うかも知れない。」と思えるようになれれば、子どもたちは、自分の未来のために、努力を始めます。元気学園では、子どもたちが未来指向性を発揮するようになるために力を注いでいます。


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