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不登校 父親の出番です!家族の現実を見る目を持とう

多くの家族を見てきて、決して強いお父さんだけが、家族の方針を決めているわけではなく、やさしいお父さん、一見弱そうに見えるお父さんであっても、家の方針を決める時には、大きな役割を果たしています。

元気学園に相談に来られる方も、父の決意や母の決意が伝わってくるような家族は、子どもの状態がどうであっても、子どもが、前に一歩、二歩と歩もうとします。
それは、親の断固とした態度、気迫を、子どもが「親が本気なんだ」と感じて、真剣に受け止める結果だと思います。

お父さんは、不登校について、子どもに一番近い存在であるお母さんを助け、冷静に判断して下さい。このままで良いわけはないと思いながらも「しかたない」 と諦めてしまって、アンバランスさの中で安定化してしまっている母子関係にメスを入れることができるのは、お父さんが最も適任です。
冷静さの中には、臨界 期と適時性を考慮に入れ、時間という概念も取り入れるといいと思います。しかし、合い言葉は、「焦らず急げ」です。焦って解決できることと、そうでないことがあります。

「もし~だったら」という、その場逃れのじゃげな話(静岡弁でそうだったらいいねという意味です)に振り回されずに、子どもの理解力や学力、体力や同級生の中での力関係など、子どもやお母さんの視点からだけではなく、いろんな方向から総合的に見て、本質に目を向けて下さい。
移ろいやすい子どもの心に振り回 されずに、親がしっかりと、基本の位置を示し、そこに子どもの心を結びつけていてもらいたいと思います。それが、10代の大事な時期を失わないことにつな がるのです。

普段の子育てはお母さんに任せっきりでも、困ったときこそ、お父さんの出番です!

不登校問題は、片手間で解決できる問題ではありません。
それは、食事をはじめとする生活、運動、教育全般を、父と母が力を合わせても、仕事を休むなら可能ですが、言葉で、「やっておきなさい」と言うだけでは、決して子どもには通じません。
一緒にずっとついていることが必要です。
もし、言葉で言って聞かせられるような状態であれば、 既に解決している問題ですから、第三者の介入が必要です。
そこを誰とタグを組むかと言うことをお父さんの社会性をいかして、選ぶと良いと思います。

子どもと家族全体の現実を見る目をお父さんが持って下さい。
正直な話、親の見ている事と、実際の本人及び本人の困っている事との違いはたいへん大きいと感 じます。今までこの子のどこをみてきたのだろう?と思ってしまう事もあります。
子どもの気持ちに振り回されずに、気持ちは気持ち、心は心の問題、その時は そう受け取ったんだね。しかし、実際は、どうか?という理解をしていくのが間違いがないと思います。

人は誰しも、事実をそのままの形ではなく、自分の都合のいいように変えていきます。それが甚だしい人と、そうでない人がいるように、多少感情の部分は差し引いて現実をみると、全く違ってみえることもあるかと 思います。(終)


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