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格差を生み出す原因は中高生にあり

格差社会と言われています。
江戸時代はもっと格差が大きかったでしょうし、戦前ももちろん大きな格差がありました。戦後に、それまでの特権階級をなくしてしまい、ヨーイドンで、再構築し、ひと段落ついたのが今なのでしょうか。

子供の教育に携わってきて、格差を生み出す原因の一つは教育だと考えます。
これは、中学生、高校生の頃につけた学力が大きい!!
もちろん、それは小学生段階の勉強を理解しているという前提の元ですが(中学で、成績が真ん中くらいの子供は、小学校の勉強でわからないところがたくさんあります。)。
実際に、出身高校や出身大学での平均年収を比べると明らかな差がでています。

社会に出て、「知っている、分かる、挑戦してできる。」というのと、「知らない、わからない、できない」の違いが、仕事の価値=給料の額を決めていきます。
もちろん、例外はあって、学力が高くても、そうでない人がいますが、それは本人の生き方の問題。
逆の例外もあり、学校の勉強はできなくても成功している人は、パワーが違うし、他人より秀でた能力があります。

中学生や高校生で不登校をしているこどもたち、今こそ勉強しなければ(能力を獲得しなければ)!格差が・・・(^_^;)

学校に行かなくても、勉強することは必要です。
保健室登校は、親子で行っているという安心感はあっても、その時間を何に使っているのか問題ではないでしょうか。行ったり休んだりの五月雨登校も同じです。

社会システムとしては、ほぼ高校まで義務教育化されている日本ですから、10代のうちに、生きる基礎である体力、学力をはじめ、人とコミュニケーションをとりあえるような能力をつけて、格差の元をつくらないようにしていきたいものです。


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