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new 本人の体験談:不登校も含めて、今はすべて良い思い出(笑)

「不登校時代と元気学園での時間の流れ」
不登校時代の自分は、無気力で日々テレビゲームやスマホに明け暮れて、目的を持たず無為に過ごしていました。初めは、遊んでいるだけで一日が終わるのでとても楽しかったのですが、やはり一週間、一か月と経っていくうちにテレビゲームやスマホ中心の生活に飽きてきて、学校が嫌で家にいるはずなのに、その家での生活すら嫌になるという負のスパイラルに陥っていました。
そんな生活を変えなければと自分の中でいざ思っても、無気力すぎて何か行動を起こす気は全くと言っていいほどありませんでした。腹が立って家族に八つ当たりしたり、自暴自棄になったりと感情の波は起伏が激しく、かなり荒れた生活を送っていました。
そんな自分が元気学園に入学した当初は、知り合いのいない、慣れない環境に戸惑い、早く家に帰りたい気持ちでいっぱいでした。それでも、住めば都ということわざにもあるように、日々体を動かして他の学園生と接していくうちに、自分でも目を見張るような成長とともに、充実した内容の濃い毎日を送れるようになり、不登校時代の倍近く一日の流れが速く感じました。まさに先生方がおっしゃる通り、「生活こそリハビリ』ですね。

「大学進学という選択」
かつての自分は、勉強さえして成績さえ上げれば大学に簡単に入れ、簡単に卒業できると思い、勉強中心の生活を送ろうとしていました。(まぁ送ろうとしただけで、実際はきっと無理ですね、、、(笑)。)しかし、元気学園にいる先生方、学園から通学している大学生や進学し、卒業していった先輩方の話を聞いていくうちに、テストの点数以外に大学において、あるいは社会においてもっと必要な要素があることに気づかされました。
高校三年生が終わった後、不登校中に開いてしまった同級生との差、勉強以外の部分の穴を埋めるために、もう一年余分に学園にいたことで、机上の学習だけでは身につかないコミュニケーション能力や実生活に不可欠な教養を学び、既存の学校教育とはまた違った元気学園ならではの経験を重ねることができました。
もちろん、勉学の面でも読書する習慣がついたり、塾や予備校などの詰め込み勉強とは違い、自分のペースで勉強できたりしたことで、高校二年生の四月に入学した頃には想像ができなかった大学受験が行えるレベルまで成長することができ、今こうして無事大学に合格することもできました。

「振り返って」
こうして、自分の過去を文章に起こしていると、不登校で全く動こうとしなかった僕のために、何とか自立させようと奔走してくれた両親には迷惑をかけて申し訳ないという気持ちと同時に諦めず向き合ってくれたことに対する感謝の気持ちを感じます。さらには、色々な面で足りない部分がある自分を急かさず、成長を待って、なおかつ勉強面や生活面でサポートして下さった先生方には大変感謝しています。
自宅から離れ、静岡で寮生活を送り、昨今の新型コロナウイルスの影響で、なかなか両親と接する機会がなかったので、受験が無事終わった今、不登校時代に大いに迷惑をかけた分、両親との時間を大切にして、親孝行や恩返しをしていきたいと感じています。
元気学園で出来た仲間達と別れ、新しい環境に行くのは少々というか、大いに寂しいですが、大学合格を『ゴール』ではなく『通過点』として、学園で培った全てを活かし、社会に必要とされる大人になれるよう頑張っていきたいと思います。
振り返れば、不登校であったことが100パーセント良かったわけではありませんが、不登校であったからこそ元気学園と出会えて、心身ともに大きく成長できたわけですから、自分としては、不登校も含めて、今では全て良い思い出です(笑)。




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